"私、村上夏美。少し私の昔話するね。
中学卒業がそろそろ実感してきた頃それは起こった。
【 バ ト ル ロ ワ イ ア ル ! 】
クラス同士が殺し合いするなんて怖いゲーム。
でも戦った。途中挫けそうになったけどちづ姉が言ってくれたの。
『生きてちゃんとコタローちゃんと幸せになりなさい』
そしてちづ姉は私を突き飛ばした。
私は崖から転がり落ちていくとき見たの。
私を庇って銃に撃たれるちづ姉の後姿を。
最後に振り返って私に微笑んでくれた。
そして私は小太郎君が好きと自分でも認めた。
必死に絶えた。ピストルで撃たれたりナイフで刺されたりしてボロボロになったけどなんとか生き残った。
2ヶ月で退院したし心の傷も徐々に癒えてきた。
そして中学を卒業しても小太郎君と同居し高3の夏に小太郎君が告白してきた。
まだ中学1年生だったけどもう可愛いというよりかっこいいだった。
そして小太郎君が18歳になり結婚しました。
今では子供も生まれ、亭主の小太郎君、妻の私、長女の小太美、長男の夏郎の5人で幸せに暮らしてます。
私は全然魔法ダメだけど小太美も夏郎もまだ小さいのに魔法が使え才能があるみたいです。
小太郎君はというとネギ君とコンビを組んで世界平和を成し遂げました。
私も結構三十路に近づいてきてるけどそれでもまだ当時のちづ姉の方が年上に見える…とたまに思うと背筋に何故かひんやりするものを感じます。
「夏美姉ちゃん何しとんねん。早くいくでー!」
「もー待ってよー!それと姉ちゃんはやめてよー!!」
〜完〜
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