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短編No18 全滅END

 
作者:マロン名無しさん
掲載日時:2006/01/05(木) 01:21:30
ネギま! バトルロワイヤル


「みなさんにこれから殺し合いをしてもらいます。」
いつもと違う雰囲気のネギに、無言になる3−A
説明は淡々と進んでいく。
(殺し合いって何? 何で私達が?)
まとまらない考えとともに生徒の緊張が高まっていく。

……そして

「えーと、後、魔力や気は封印してあるので、使おうとしても無駄です。覚えておいてくださいね。
 次は、首輪の説明に…」
「の、のどか だめです! 」
一人の少女がネギへ向かって走り出した。宮崎のどかだ。
その表情は恐怖におびえた、いつも一緒にいた夕映でも一度も見たことのない表情だった。

パァーン

突然、大きな音がした。
そして…のどかはその場に崩れ落ちた。

頭から血を流し、倒れたのどかを見たその瞬間

3−Aの生徒は全員が一気に行動を開始した。

「コラッ!やめろ!」
部屋にいた兵士が叫び声を上げる。
怯えきって何も抵抗できないと思って油断していた兵士達に
それぞれ近くにいた生徒が一斉に飛び掛ったのである。
腕などを押さえ、武器を奪おうとする生徒達。

兵士が銃を乱射し、窓ガラスが次々に割れていく

銃の玉と悲鳴と血が飛び交い、教室は完全に混乱状態にあった。

ピッ ピッ ピッ ピッ

「あれ、何の音…? 首輪?」
兵士から銃を奪い、兵士を一人殺してしまったばかりの明日菜が周りを見渡す。
周りを見渡すと数名の首輪が点滅していた。 それに、私の首輪からも音が聞こえる。
さらに周りを見渡した時、明日菜は背筋が凍りついた

「このか!?」

教室の端でぐったりとした木乃香を刹那が抱きかかえている。
その床には赤い水溜りがあった。

「このか…まさか」
明日菜は慌てて木乃香と刹那がいる方向へ走る。
いや、走ろうとした。 足を踏み出した瞬間に意識が途切れた。
後ろには明日菜に背中を向けた兵士と、その奥に銃を持った美空が立っていた。

「あ…いや…いやぁぁぁあああ」
人を、しかもクラスメートを撃ってしまった。 しかも間違えて。
美空は恐怖で銃を持ち続けることができずに落としてしまった。
それを拾う兵士。
「銃を返してくれてありがとな、お嬢ちゃん。 覚悟はできてるんだろうな?」
それが、美空の聞いた最後の言葉だった。
その時、別の部屋に待機していたであろう兵士が教室に入ってくる
「すぐに行動をやめなないと、今すぐに首輪ぶへぁ」

銃を奪った夕映が部屋に入ってきた兵士を撃った。

 そして…教室の混乱の終わりは突然やって来た

突然、首輪が爆発したのだ。
30個の首輪は一斉に爆発し、抵抗していたもの、隠れていたもの
負傷していたもの、そしてすでに生きをしていないものの首までを吹き飛ばす
3−Aにいた30人は一瞬にして全員この世から消えた。

騒がしく、楽しかった3−Aはもう・・・ない。
  
 

    [管理人の短編一言感想集] その18
    またまた全滅END
    これが長編SSのENDだったら・・・。嫌!
    by 別館まとめ管理人(YUYU)
    お問い合わせはyuyu_negirowa@yahoo.co.jpまでお願いします。
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