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こちら麻帆良学園麻帆良図書館深層部

短編No129 ロワなんて私のホームグラウンドよっ!byハルナ 

作者:マロン名無しさん
掲載日時:2008/06/11(水) 00:05:47


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バトルロワイアル、
この史上最低のゲームがきって落とされた。
今回の参加者となってしまった
麻帆良学園3−Aの生徒たちは簡単にルールを説明されて
この無人島へと放り出された。
ゲームに乗ってしまうもの、恐怖のあまり精神が崩壊してしまうもの、
絶望の中においても、決して希望を捨てぬもの
様々な反応があった。
そしてその中で、図書館探検部の4人は
運よく森の中で再開を果たすことができた。

「しっかし、よく再開なんてできたねぇ」
「きっとみんなの普段の行いがええからや」
「でも、これからどうするですか、まさか
ゲームにのるなんて考えられませんですし」
「と・・とりあえず二手に分かれて・・・」
提案を出したのどかに対して
ハルナはすぐに反論した
「絶っ対ダメ!!!」

「どっどうして?」
「いい、この世界じゃあ、再開を約束して二手に
分かれると次に会うときはどっちかが死体になってるわよ
みんなで生き残りたいのなら、離ればなれにはならないこと!!
まずは4人で、アスナか、くーふぇい、を探し出す」
突然の熱弁に3人は驚いてしまっている
しかし、3人は同時にある疑問を抱いた
どうしてその2人なのか、するとハルナはそのことに気づいたらしく
「この2人は確実にゲームには乗らない
後龍宮さんや、超りんが脱出の鍵を握るはずだから
この2人を見つけたら、しばらくは様子を見るわよ」
「そういえばさっき遠くで銃声が」
「きっとやられたのは葉加瀬ね」

ハルナの驚くほど冷静な判断に対して周りが驚く
「しかしハルナ、どうしてあなたはそこまでこのゲームに詳しいんですか?」
「うん、うちもそこが気になるんなぁ」

するとハルナは自慢げに
「昔書いたことがあるのよ、バトルロワイアルのパロディ小説
私たちが参加者として殺し合いをする話」
「なんだってーーー!!!」
一同は声を合わせて驚く。
「私の他にも何人か書いてたんだけどそのときのパターン
から考えて安全そうな人から会いに行こうってわけ」
「ちょ・・ちょっと待って、そんなこと、言っちゃって大丈夫なの」
「もし、首輪に盗聴器の類が付いている可能性だってあるデス。
ひょっとしたら、首輪が爆発させられるかも知れませんから」
「う〜ん、いい質問だね夕映吉君、でも心配要らないわよ
これくらいで、首輪を爆発させられるなんてありえないから」
その後もハルナの解説は続いていた。

そんな中このかはハルナが書いた小説への質問を始めた。
「ハルナの書いた小説にぃ、ウチらも出てきたんねぇ
ウチらのことどう書いたん?」
「えっとねぇ、私は序盤にあっけなく死んじゃったわよ
自分のこと書いてて、自分が活躍するわけにはいかないからね」
ハルナは話の中で自分を殺したことをさぞ当たり前のように答えた。
さらにハルナの話は続く
「夕映はみんなを置いて先に一人ゲームから脱出」
「なっ!!!」
「のどかは史香に襲われたと勘違いさせられてあっけなく死亡」
「はうっ!!!!」
「このかは精神崩壊からゲームに参戦、武器を片手に
私やエヴァちゃんを殺して不気味にさまよう」
「ひゃっ!!!!」
自分がハルナの話の中でとんでもない扱いをされていた
ことを知って一同が反論する

「わ・・・私ってそんな扱いなの」
「私だって、自分だけ逃げるなんて卑怯なマネするわけないです
現に今だって・・・。」
「ウチかて、そんな簡単にゲームに乗ったりするわけあらへんやろ」
しかしハルナは
「まあ、私の書いたのはパロディだから
そんな、深く考え込んじゃだめ
今起きている、この戦いとはわけが違うんだから、
脱出したら紹介するわよ私が書いたゲームのストーリーを。
そのために今は、主催者を倒すことを考えないとね」
「ハルナ・・」
そういって、図書館部のメンバーは動き始めた
脱出へと向かって。
「ところでハルナ、私に支給された拡声器ですけど・・・」
「そんな危ないもんとっとと捨てなさい!!!」

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